保育園幼稚園での緘黙児童への対応と接し方
保育園で話せない私に「
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保育園も幼稚園も小中高と休んだ記憶がありません。学校が嫌いで行き渋ったりしたことも1度もなかったです。私が、話せないことは、自分の意志では、どうにもならないし先生を困らせたくて話せないわけでは、ないのに担任が変わるたび先生に詰め寄られて萎縮したことを、覚えています。そうじゃない・・そうじゃないのに、言葉が出ないから誤解されたままです。
学校や保育園・幼稚園の先生へ話すことを強要しないでください。
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どうして声が出ないの?と自分に問いかけても本人にもわからないことなのです。
大人になった今でもどうしてしゃべれないのか答えがみつかりません。どうして自分が、しゃべれないのか分からない!ということも伝える術もなかったのです。
ネットで、場面緘黙の子の心情を綴ったものを見つけると自分の気持ちと重なる部分が多いです。家庭では、普通にしゃべれるのに保育園では、自分の喋っている姿を見られるのも嫌だったし声を出すことは、緊張感と恐怖でいっぱいでした。
できること得意なことを良くみてあげてください。無理に会話を引き出そうとしないでください。強制もおどしも逆効果です。できることをさりげなく見い出したくさんほめてください。本人が、勇気をふりしぼって声が自然と出せるようになったときいつも通り接してください。話さないのでは、なく話せないことを理解してほしいです。
かたまってしまうのは、反抗しているからでは、ありません。どうしたらいいのか分からず動けなくなってしまうことをわかってください。無視しているように見えてもちゃんと聞こえているし話すタイミングや何から切りだしたらいいだろうと頭の中は、パニックに陥っていたりします。
緘黙症の子でも心の中では、笑ったり泣いたりしています。
緘黙症の子は、しゃべることが無いので、耳が聞こえていない子?と思われます。
実際、私自身保育園の様子を書いてあるおたより帳を読みました。先生から見た私は、おしゃべりを一切しない私は、問題児扱いでした。言葉が話せない唖(おし)と書いてありました。「聾ろうつんぼ」、「唖あおし」、「盲もうめくら」差別用語を見た時、私は、「おし」なの?と悲しかったしショックを受けました。
保育園幼稚園のときピークだった選択性緘黙症の症状は、小学校でも中学校でもちゃんとうまく話したり感情を表に出すことができませんでした。だから、話せないことを良いことに、いじめられたりしました。いじめにあっても反撃もできないし先生に言いに行くこともできません。ただ1ついえることは、話せなくても感情は、あるし笑ったり泣いたりできないだけで、心の中では、泣いたり笑ったりしています。
学校も勉強も嫌いでは、無かったので毎日登校し不登校のような状態や、学校に行き渋ることもなく過ごしました。かんもくの子の中には、間違った対応で症状が長引いたり改善しないことも多いようです。小学校中学校も不登校となり大人になっても治らず引きこもるのです。
家族以外の誰かに認められることで克服できることもある
「どうしてしゃべれないの?」「しゃべってみて!」そういうことばは、耳にタコができるほどいわれてきました。「
これまで生きてきて誰ひとりして私の気持ちに寄り添ってくれたことは、ありません。しゃべりたいと思っているのにしゃべろうとするとのどにものが詰まっているように話せないでいました。
今は、ネットやmixiのコミュ、知恵袋もあるので、自分の思いや、親の悩みを吐き出す場所がありますが、当事者は、未就学の場合が大半なので、やはり周りの大人たちの理解は、不可欠だと思うのです。
とはいうものの、学校の教員も、場面緘黙の子と接し方ことが無い場合、どう扱ったらいいのか分からないのが、現状だと思います。親は、学校にあれこれのぞむのでは、なく一緒にサポートし育てていくためにある程度話し合いが必要です。そして先生には、教え子の中に緘黙の子がいたら、対処法を親と一緒に見つけて行かれと良いと思います。
家族以外から褒められることで選択性緘黙症を解決できる
無責任に励まされることは、望んでいません。励ましても解決できないことがあります。腫れものを扱うような態度も、好きではありません。症状にもよりますが解決策があるとしたら自信だと思います。そしてその積み重ねで選択性緘黙症を解決できた人多いようです。
たとえば絵が上手だね!字が上手だね!かけっこが早いね!運動神経イイネ!作文が、上手だと褒められた!ダンスが上手だといわれた、お遊戯の振りを覚えるのが早いといわれた!こんなかんじです。私は、音読や人前での発表は、苦手でしたが、やっぱり克服できたきっかけを探ってみると、家族以外の第三者に褒められたり認められたことが大きなきっかけになっていると思いました。
緘黙の子の心の扉のカギは、先生やお友達が握っています。場面緘黙をたくさんの方に知って欲しいし理解してもらいたいです。話しかけたり仲間にしてもらったり、そういうことが、1つ1つうれしいのです。あなたの教え子でかんもくの子がいたら少しだけ気持ちに寄り添っていただけると良いと思います。