どこも悪くないのに頭痛や腹痛で学校に行けない

ゲームのし過ぎ頭痛がひどくて学校に行けない

学生

J次は、3人兄弟のまん中っ子小学校中学校と成績優秀 とくに理数系(算数数学)が得意な子でした。平凡な兄や弟と比べて成績上位なので勉強に関しては、「自慢の子ども」だったようです。

 

しかし小さいころからゲームが大好きで母親が何回もゲーム機を没収されては探しだして隠れてやっているようなタイプで周りからは「典型的なゲーム脳」といわれることもありました。中学に入ると部活は、野球部に所属し小柄ながら頑張っていました。レギューラー争いは、微妙であっさり後輩に持って行かれました。持久走は得意で同じ野球部のWと上位に入賞したり駅伝のメンバーに選ばれたこともありました。キャプテンのWくんには、憧れの気持ちを強く持っていました。

不登校実例J次の家庭データー3人兄弟の真ん中ゲーム好き母親は、息子に愛情を注いでいるようだった

J次は いつも甘えた口調で「Wく〜〜ん」と呼び

 

。野球とWくんとゲームが好きな子どもに成長しました。ゲーム好きなのでゲームの時間を確保するために習い事やお稽古ごとをしていたようなものです。頭が痛くなるまでゲームを止めることができないため母親は、怒ってゲームをとりあげると本屋で攻略本を立ち読みするため。ゲームを取り上げるために攻略本を買うか攻略本を取り上げられると本屋で立ち読みするようになりました。

不登校の原因は頭が痛いから学校に行けない・・

J次は、登校前に頭が痛いと学校に行き渋るようになります。登校してからも保健室で休憩し教室に行けない状態が続きました。そしてだるい気持悪い吐き気がすると言いだし長期間の不登校が続くようになりました。母親は、毎朝J次を学校に通学させるために説得したりなだめたり励ましたりしました。頭が痛いと訴える子どもに根負けし母親が学校を休むことを決めた途端J次の表情は、明るくなります。そんなJ次を見て母親は「仮病」「わがまま病」と激しく叱りますがJ次も家にいると体調が安定するため元気になるだけで自分の中では仮病で休む感覚はまったくありませんでした。J次にとって学校に行く事が激しいストレスになり身体の不調となってあらわれたようです。

不登校になった理由子どもの慢性疲労症候群小児慢性疲労症候群だったのでは?

不登校の子供たちは、過敏性大腸炎、うつ状態、筋緊張性頭痛などを発症しやすく保健室登校はしているものの授業には殆どついていけない学生がほとんどです。
焦りや戸惑いの気持ちが、身体に出てくるもので自律神経の相互の機能のバランスが崩れている状態です。

不登校を改善のきっかけは、インターネットのメール相談のアドバイスで母親が生活リズムの立て直しを行なったこと

「疲労感」「集中力の低下」「勉強が理解できなくなり、頭が働かなくなっていく不安感」「いらいら感と絶望感」これらの状況に苦しむJ次を母親は、支え続けます。そして生活リズムを立て直す努力をしました。加えてインターネットでメール相談できる場所を見つけ母親自身子どもの不登校の悩みを打ち明ける場所ができるようになりました。カウンセリングも担任の家庭訪問も周囲の励ましも受け入れることがむずかしかった母親ですが、ネットのメール相談は、顔が見えない分敷居が低く相談しやすかったようです。しだいに心を開けるようになった母親は、アドバイスに従い、早寝早起きを徹底し生活の立て直しをはかるようになります。睡眠リズムが、バラバラだったJ次を毎朝起こすのは
容易なことではありませんでした。頭痛、腹痛、肩凝り、めまい、吐き気など不定愁訴を訴えていたJ次は、1ヶ月後自分から学校に行く!と言いだし1年以上も続いた不登校は解消されました。

 

ゲーム好きのJ次は、あいかわらずゲームの時間は、はずせないようで、朝学校に行くまえに時間を確保したことで早起きができるようになったそうです。ゲーム好きらしいエピソードだと思いました。

 

私が 参考にしたのは、→ 「伊藤幸弘 不登校解決 講演会動画」

嘔吐、下痢、喘息、頻尿、頭痛、腹痛など身体的症状があらわれる

子ども

頭痛で学校に行けない、腹痛で起き上がることができない、子どもが不登校になると母親が疲れ果て鬱病っぽくなることがあります。登校渋りをする子は、気分によって学校に行ける日があります。

 

だけど、家と違い学校では、緊張を強いられるます。子どもの性格やクラスの仲間によっては、不登校の子が学校にあらわれてクラスメートが戸惑うことがあります。しかし大人が考える以上に子どもは、順応性が高くそれなりに過ごしてくることができます。

 

親としては、クラスメートには、普通どおり接してほしいと思っていますが本人が、緊張と不安の中、学校に行っても風当たりが、冷たいことがあります。親は、続けて登校して欲しいと思っても難しいことがあります。

 

病気が原因で不登校となった子がいました。薬の副作用があったようですべてをマイナスに捉えてしまいカラダも顔もむくみ不健康な状態で保健室登校を続けていましたがクラスメートから浮いていきました。

 

腫れ物を触るように不安と心配を抱えなながら学校に送り出す親。クラスメートの対応が良くても悪くても、自宅に引きこもっていた子が学校に通い始めるのは、緊張を強いられるときなので帰宅後ひどく疲れています。翌日再び学校に行けなくなることもあります。子どもによっては、神経や精神の疲れから嘔吐や下痢、喘息、頻尿などを発症することもあります。

 

頑張って登校した日に人間関係のつまづきがあるかもしれないし、でも執拗に詮索しないほうがいいと思います。

 

 

 


どこも悪くないのに頭痛や腹痛などの症状が出る

子ども

からだの症状は自己防衛の1つでこのままでは自分自身が危ないという心の叫びに身体が反応してしまう状態です。心には意識する部分と無意識する部分があって人が意識すると辛いことイヤなことを意識しないように本能的に自己防衛が働きます。心がSOSを発するためにどこも悪くないのに頭痛や腹痛吐き気などの症状が起こります。原因は、1つでなく夫婦関係家族学校習いごとさまざまな要因がストレスになります。

 

例えば・・嫁姑関係が子どものストレスの原因になっていることもあります。こんな事例があります。結婚を反対されて嫁いできたMくんのお母さんは舅姑に好かれようと努力するまじめな女性でした。しかしM君は、不登校になります。舅と姑は、母親のせいだと責めました。Mくんのお母さんは、悩みましたがここまで頑張ってきたのだから・・自分らしくふるまおうと開き直りました。それまで舅や姑に気にいられようと気を使ってきたのですが、こどもと自分を軸に物事を考え生活スタイルを見直しました。お母さんは、離婚しても息子とだけ生活できれば良いと決意するほど意思を固め何度か話しあううち父親も変化していきました。それまでこどもと遊んだことがなかった父親は、M君と一緒にザリガニ釣りに出かけたり床屋に連れだっていくようになりました。近所の子どもたちも「Mのおっちゃん!」と慕ってくるようになりました。Mくんは、父親という一番の理解者を得て母親とは違った大きな存在に甘えることができるようになったのです。母親には話さなかった学校のこと友達のことも話すようになりました。母親が舅や姑に気を使い自分を押し殺していたら父親が変わることも無かったと思います。しかし母親が割り切って前を向いたことで子どもが再生し登校できるようになったのです。


自分や他人とうまく付き合えないのも原因

子ども

心理的なストレスがめまいや倦怠感・頭痛・腹痛・吐き気を引き起こすことがあります。朝起きれないと怠けているように思えるのですが睡眠障害が原因かもしれません。

 

常に他人と評価される日本の子どもたち。周りから自分はどのように思われているのだろう?と気を使いすぎたり集団生活で歩調を合わせるのが苦痛な子もいます。過剰に期待をかける親の思いに応えなければ!と必死になる子もいます。

 

実現不可能な現実をまのあたりにして自分の評価が下げてしまったり固定観念にとらわれ悩みが深くなることがあります。思春期になると子どもも思い通りにならない現実に葛藤したり親や周囲の意見を聞き入れようとしない時期もあります。ストレスが多い現代社会、折り合いをつけながら生きている子どもたち、素直な子どもほど不器用でうまく立ち回れず深刻な状態になります。

 

昔は、家庭環境や子育ての仕方、しつけが原因と思われてきましたが、今は「え??どうしてあの子が不登校?」隣にいる普通の子が学校に行けなくなる時代です。どこの誰が学校にいけなくなっても不思議ではないのです。

 

うちの子は、一時期学校に行き渋ったり不登校だった時期があります。きっかけや原因は、特定できないのですが他人とうまく付き合えない現実の自分と上手くむき合えない、この2つは、(どちらか1つは)あてはまります。不格好で無様な自分も認めてしまうと意外と気持ちが楽になります。理想やプライドが高いと現実を直視したとき自分の不幸を嘆いたりマイナスなこと言うのです。子どもの自己肯定感を高めてあげると良いのかもしれません。


発達の偏りが気になる